TUCKERとは

1946年から1948年にかけてアメリカを、

熱狂と興奮の渦に巻き込んだクルマの名前であり、

卓越したアイディアと未来を予測する非凡な才能で

全米を支配する自動車産業業界に挑戦した男の名前でもある。


彼は、かぎりない夢と車への情熱、傑出したアイディアで

理想的な”未来の自動車”を作りあげた。


それは当時としては、あまりにも斬新で画期的、先進的であるため

当時のアメリカ自動車業界のビッグ・スリーと言われたGM・Ford・CHRYSLERと

アメリア政府を敵に回し、露骨な政治的妨害や圧力をかけられたが、

決して諦めず屈せず戦い続けた。


だがついに、デッチ上げとも言える詐欺罪で起訴されてしまった。

結局無罪となったが、会社は倒産し51台しか作られなかった。

その51台のうち46台が、今も現存している。

それだけ優れた凄いクルマを、彼はその時代に作りあげたのだ。


このタッカーという男の魅力あふれる一時代を、

ジョージ・ルーカス製作総指揮、フランシス・コッポラ監督が映画化した。


私は25年程前に、この映画のビデオを友人からたまたま借りて見たのですが、

当時かなり衝撃的だったのを、昨日のことのように覚えています。


私はこの男のように、「車の未来を変えよう」と誓ったのでした!